皮膚科でニキビ治療 ニキビを放置してはいけない理由と美容皮膚科のケミカルピーリングについて

どのような症状がある？

必ずかゆみが出るというわけではありません。ほとんどかゆみを感じないケースもあります。また、1日で症状が治まることもあれば、毎日のように再発する場合もあります。そのため、1日経てば治まるからといって放置し続けるのはおすすめできません。

また、人によってはチクチク、ヒリヒリといった痛みも生じます。じんましんは全身に広がるだけでなく、腸などの消化管のむくみ、吐き気、下痢などの症状を引き起こすこともあるので注意が必要です。

治療方法

一般的には抗ヒスタミン薬という飲み薬を利用します。皮膚に生じる疾患のため、塗り薬で治療するというイメージをお持ちの方も多いでしょう。皮膚の表面に症状が現れているように見えて、実際は真皮部分に発症しているのです。

真皮部分まで塗り薬を到達させるのは困難であるため、飲み薬による治療を行います。塗り薬は効果がないというわけではありませんが、皮膚科で処方する飲み薬が最も効果を期待できる方法として利用されています。

湿疹はすぐに治ることはありません。その状態が数日間続きます。じんましんの場合、かゆみが出たり赤みがあったりする点については湿疹と共通しているものの、症状は長引きません。突然現れますが、基本的に1日経てば治まります。

ただし、何度も再発すると結果として症状が1～2週間程度続く可能性が考えられます。突然現れて突然消えるのがじんましんの特徴です。

治まった後の状態

湿疹は治まった後も水泡ができたり、色素沈着を起こしたりしやすいです。じんましんは皮膚の盛り上がりができたとしても、痕として残ることはありません。跡形もなく消えるため、傷になりにくいという特徴があります。

原因

湿疹とじんましんは原因も異なります。湿疹の原因としては金属、食べ物、化粧品などによる肌への刺激、皮膚のバリア機能の低下などが挙げられます。じんましんも肌への刺激で引き起こされると考えられていますが、肝臓病などの疾患、激しい運動、ストレスによっても起こるといわれています。

じんましんが発症する原因は非常に多く、具体的な原因を特定できないケースも少なくありません。ただし、体の内側で起こったトラブルがじんましんとして皮膚に現れるため、生活リズムを見直したり休んだりすることで症状が落ち着く場合もあります。

このように、湿疹とじんましんは症状こそ似ていますが異なる疾患なのです。皮膚にはいろいろなトラブルが起こります。じんましんと思っていたら、別の皮膚トラブルが潜んでいるかもしれません。なるべく早く皮膚科を受診して、適切な方法で治療を行いましょう。じんましんなど悩んでいるという方は皮膚科の利用をご検討ください。